築百年古民家リフォーム〜キッチン編〜
前回のトイレリフォームに引続きまして第2のリフォームはキッチンです。
以前のキッチンは水道などの水回りが今のキッチンと違う場所にあり、暗くて狭い少し不便な間取りでした。
床はだいぶ朽ちて、土足オッケー🙆というか土足じゃないと足が汚くなってしまう感じ。
洗濯機置き場もキッチンにあり、棚もだいぶ古くて扉が壊れていたり。
作業スペースもほとんど無いのでテーブルでの作業だったりと不便すぎる感じでした。
マイナスみたいなことばっかり言って申し訳ないですが、本当に改善しないと衛生的に無理と思ってしまう日本人な私でした。😂
そこで、キッチン一部屋を丸ごとリフォームしました。😃
その全貌をご紹介しまーす!
まずはじめに床を剥がして上下水管を新たにつなぎ将来の増築のためにも、違う配管を埋めておきます。これがリフォームのつらいところで、重機を使えないから掘るのが大変でした。
日本の様に床下に空間があると、床下から寒い空気がきてしまうし凍ってしまうのでエストニアの古い家は床を剥ぐとすぐに砂の地面になります。
基本的には軸組工法ではなく壁式工法が主流です。
この家は壁の中はログハウスになっています。
木だけの壁では断熱性能が弱いので、外壁も内壁も他の材料でカバーしてあるため、全然ログハウスぽくありません。
清潔感のある全部真っ白なキッチンが人気ですが、私は使い勝手と汚れの目立たなさ掃除のしやすさにこだわりました😁
そこで自分たちで内部のデザインや棚のデザインも考えました。
そんなキッチンリフォームの合間に他の作業もします。エストニアはスワンプの様な場所が多く、水はけがあまりよくありません。そこで家の周りと畑に余分な水がたまらないようにと排水管を地面に埋めました。メッシュ素材のパイプに地面からジワジワと水が入って、道路沿いの側溝まで流れる仕組みです。
玄関前にポーチ作成もしました。
というか旦那が勝手に作ってました(笑)
とりあえずこのサイズですが、そのうち家全体を石畳で囲いたいなと思ってまーす😁
そうこうしている間に床下が整いましたら、配筋をします。
そしてコンクリートを打設。義妹の旦那さんにも手伝ってもらって綺麗な真っ平らにしてもらいました。
乾いたら壁の作業に入ります。勿体なくて?面倒臭くて?二重三重に貼られていた壁紙を剥がします。ペロっと大きいピースが剥がれると気持ちいいんですよね〜壁紙剥がし😍
窓も三重ガラスの高断熱窓に交換しました。将来ドアになりそうなところは既存の窓の形を替えて縦長に、シンク側もちょうど良い大きさに変更して断熱性が低かった昔の窓と交換。
天井はあまり高くないのでLED照明を埋設。
壁や天井に石膏ボードを貼って下地処理を施して凹凸をなくしました。
旦那こだわりの無垢材を使用して裸足でも暖かい優しい床に。古い家っていろいろ斜めなので大変なんですよね〜
棚はお義父さんとお義父さんの友達との共同作業で作ってもらいました。引き出しの金具などもこだわってもらって、優しく閉まる扉たち。♥寸法も狂いなくバッチリ収まりました☆
カウンターボードにシンクやコンロの位置決めして穴をあけます。
合間に古いイスに塗装してみました。
造作棚もつけてもらってだんだんと整いました。
冷蔵庫はシャープという変な日本こだわり(笑)
コンロや食洗機、換気扇もつけてバッチリ。
こだわりのカウンターはオーク材を使って質感を良くしました。タイルは義妹の旦那さんに全部貼ってもらいましたが、本当に器用でキレイに素早く作業してもらいました。
だいたい出来上がったのでリサイクルショップで
激安のダイニングテーブル買ってきました。
ゆ~っくり確実に出来上がりました。
本当のところまだ未完成ですが(笑)
使っていくといろいろと他にアイデアが出てくるので、ちょいちょいこれからも変化しそうですが😁
以上、満足のキッチンになりました!
いろんな人に手伝ってもらいながら着実に進歩しています。自分たちだけでこんなにキレイに作れるなんて本当にエストニア人って器用なんです。
手伝ってくれる人に本当に感謝です。
リフォームはまだまだつづきます...